旅行する際に is01(主に Google Maps )を使い倒す

 GWに2泊3日で旅行する計画を立てている。従来までは、PCを使って旅の準備をしていたが、今回はis01だけで行っている。と言う訳で、Google Maps を中心に、androidだけで効率的な旅の下調べをする方法を書いていくことにする。
 

1. 使用するアプリ

 まずはメインアプリの Google Maps の準備。is01の場合、キャッシュや3D機能を有効にするなど、最大限活用するために、バージョン5.21にアップデートしておく(要root。build.propの書換が必要)。また、メモリをたくさん使うアプリなので、メモリスワップや不要な常駐サービスの退避など、メモリ対策をやっておく方が幸せになれる。
 
 作業用にエディタ系アプリを使う。キーボードショートカットが使用可能な以下の3つがお勧め。

 中でも一押しはメモ帳。とにかく安定しており、作業中に一度も落ちたことがない。編集画面と表示画面に分かれており、表示画面ではurlは自動的にリンクに変換されるので便利。
 なお、エディタ系アプリについては、 Google Maps を含め、即座に呼び出せるようにクイック起動に登録しておく。
 
 予定入力用にカレンダーアプリを使うのならば、やはり定番のジョルテ。Googleカレンダーと同期モードにしておく。

 
 更に、インテント共有用に次のアプリを入れておく。これは地味ながらも素晴らしいアプリ。

 

2. 旅の下調べ1(Google Maps から施設の電話番号や住所を取得)

 今回は「伊豆半島」をサンプルとして進めていく。
 
 まず Google Maps を起動し、「伊豆半島」で検索する。

 
 伊豆半島が表示されるので、そのまま地図を拡大していく。すると近くに道の駅が見えるので、取り合えず画面を長押ししてみる。

 
 「静岡県伊豆市湯ヶ島」というポップアップが表示されるのでタップする。

 
 「周辺のお店やサービス」をタップする。

 
 一番上の「天城わさびの里」が道の駅らしいのでタップする。

 
 天城わさびの里のページが開く。やはり道の駅だった。取り合えず住所や電話番号などをメモすることにする。
 右側の赤い線で囲まれたボタンをタップする。

 
 「その他のオプション」の中の「この場所を共有する」をタップする。

 
 「クリップボード」をタップする。これが、To Clipboard というアプリの正体。単にコピーするだけだが凄く便利。

 
 すると、施設名、電話番号、郵便番号、住所、Google Maps へのURLが一気にクリップされるので、後はメモ帳などのエディタ系アプリやジョルデなどのカレンダーアプリをクイック起動で開いて、alt+V で貼り付けるだけ。(画像は伊豆シャボテン公園のもの)

 
 これはとても便利。旅程表を簡単に作ることができる。
 

3. 旅の下調べ2(Google Maps から付近のスポットを芋づる式に取得)

 「その他のオプション」の中の「付近を検索」をタップする。

 
 「観光スポット」で検索したところ。「伊豆市役所 昭和の森会館」など多数のスポットが表示されるので、気になったところについて口コミなどを確認する。

 
 「遊園地」で検索したところ。「伊豆アニマルキングダム」などが表示される。

 
 伊豆アニマルキングダムのページ。何やら面白そうなので、画面右上の「スター」をタップしてお気に入り登録する。

 
 ページを下にスクロールすると「関連するお店やスポット」が出てくる。この中に「熱川バナナワニ園」があったので、迷うことなくタップ。\(^o^)/

 
 熱川バナナワニ園のページ。ここも迷うことなく画面右上の「スター」をタップしてお気に入りに登録。\(^o^)/

 
 このような感じで、気になったスポットを次々と「スター」に登録していく。なお、スターから外したい場合は、スターを再度タップするだけ。
 
 地図を表示すると、熱川バナナワニ園がポップアップされている。他にも周辺検索した際のマーカーが残っている。ちょっと邪魔くさいので、menuキーを押して「地図をクリア」をタップ。

 
 マーカーは消えた。地図には「スター」だけが残る。menuキーを押して「スター付きの場所」をタップ。

 
 すると「スター付きの場所」が一覧表示される。

 

4. 旅の途中1(スター付きの場所の活用)

 「スター付きの場所」の良いところは、オフライン時でも表示されること。もちろん、所在地や電話番号など、基本的な情報も表示される。
 すなわち、地図だけでなく、スター付きの場所も is01 にキャッシュされるということ。文字入力をほとんどすることなしに(音声検索を使えば文字入力は一切不要)、Google Maps にメモが取れるという訳である。オフラインで旅行中、基本的にナビとしては使えないが(例外あり。後述)、この地図へメモする機能はとても便利かつ簡単。IS01GPSGoogle Maps と相性がいいみたいなので、3G回線の範囲外でもGPS付きの高機能ガイドブックとして使える。
 

追記 2011-05-10

 GW旅行中に is01Google Maps を実際に使ってみて分かったこと。

  • GPSの精度は山間地でも良い。ただし、一度だけ、天気が悪い中、山あいを高速移動しているとき、GPSは海を走っていた(高速を降りたらGPSは現在地を正確に捕捉したけど)。
  • GPSが現在地を捕捉するのに時間がかかる場合が何度かあった。
  • 地図も、スター付きの場所も キャッシュされているので、3GとWifiがオフ状態にもかかわらず、現在地が分かるガイドマップとして使用できた。これは本当に便利。
  • Google Maps + GPS ( + FMトランミッター + MP3プレーヤー)の組み合わせると、バッテリーがあっという間に空になる。シガレットライター電源 + USBコネクター + USB充電ケーブル で常時充電しておくのが無難かも。ただし、気温が高いと車中は猛烈に暑くなるので、is01ダッシュボートに置いていると熱くなるので調子が悪くなるかも。

 

5. 旅の途中2(車での使用方法、特にナビ)

 is01 はクラムシェル型なので安定感があり、工夫すれば車のダッシュボードなどに置くことが可能。例えばトヨタシエンタならば、センター部分のメーター類の前にポコっと置くだけ。ストッパー類は一切使っていないが、よほど乱暴な運転をしない限りis01は動かない。スピードメーターの左半分が隠れてやや不便だけど、60km/h以上は見えるので問題なし。
 
 ちなみにWifiが繋がれば、ナビ検索が可能。しかも、ルート決定後はオフラインでも問題なくナビしてくれるし、コースを外れても修正してくれる。目的地までの経路をキャッシュしてくれているので、多少違ったルートをとっても音声案内してくれる。
 よって、事前に旅先のWifiスポットをチェックしておくと幸せになれるかもしれない。もちろん、スター付きの場所に登録するだけでOK。
 
 オフラインナビの注意点として、Wifi切断後にis01の蓋を閉じないこと。キャッシュされたナビ経路が失われる場合があるみたい。と言うか、自分の環境では100%失われるから、格好はあまりよくないが、蓋を閉じないまま車まで持っていく。
 
 車で移動するならば、シガレットライター電源から充電できるようにUSBコネクターを用意しておくのがお勧め。もちろんUSB充電ケーブルも忘れないこと。 Google MapsGPSを使うためか激しく電池を使うので必須。
 特に、自分は車で移動中はFMトランスミッターで音楽を飛ばしながら Google Maps Navi を使うので、USBケーブルを繋ぎっぱなしで充電している。充電池によくないらしいけれども、利便性を優先させている。
  

6. おまけ(b-mobileの活用方法)

 自分はis01ht-03aの二台持ちだが、普段は必要性をあまり感じないので、両方とも3G回線を全く使っていない。通話もほとんどしないので、携帯の通信料は月1,000円未満におさまっている。なぜならば、自宅と職場で無線LANが使えるので十分用が足りるためだ。
 ただ、年に数回、泊まりがけの旅行をする際には、3G回線を使いたくなる。しかも、最も使いたい Google Maps Navi は、パケット量が半端でない予感がするので、3Gを数回使うだけであっという間に上限に達してしまいそうで怖い。
 という訳なので、root化したht-03aをゴニョゴニョやってb-mobileを使えるようにして、is01からアドホック接続することを検討中。(b-mobileの詳細については長くなるので省略)
 Google Mapsb-mobile回線で表示するのは厳しそうだが、事前に地図をキャッシュで読み込んでおき、naviの経路検索で利用するだけならば十分実用的だと思われる。そうすれば、ポータルnaviとしても使えるし使えるので、レンタカーを利用する場合でもOK。
 
 なお、b-mobileの価格は以下の通り。
  
ご購入前の注意事項 | b-mobileSIM U300
http://www.bmobile.ne.jp/sim/note.html

  • 1ヶ月使い放題パッケージ 2,980円
  • 6ヶ月使い放題パッケージ 14,900円(*月換算 2,483円)
  • 1年使い放題パッケージ 29,800円(*月換算 2,483円)

 残念ながら自分的には微妙な価格設定。有効期間3ヶ月ぐらいで、1日使い放題×10日間分で3,000円というプランがあれば即購入するけど。旅行や出張で単発的に利用したいというニーズはありそうなのだが。
 
 これが「発売記念限定IDEOS用 b-mobileSIM U300」になると、自分的には結構魅力的になる。通信速度は遅い(300kbps)とは言え、一ヶ月あたり2,000円を切る価格でドコモの3Gに繋ぎ放題となる。IDEOS用とあるが、調べる限り、その他の端末でも使えるようだし。
 
7ヶ月使い放題パッケージ 13,180円(*月換算 1,882円)
http://store.shopping.yahoo.co.jp/onhome/4560122191346.html
14ヶ月使い放題パッケージ 25,800円(*月換算 1,842円)
http://store.shopping.yahoo.co.jp/onhome/4560122191353.html
 
 ふと、この安さならば、職場のネット環境のバックアップ回線として確保しておいても悪くないのではないかと妄想してみた。ht-03aを仕事中にb-mobile用として無償提供するかわりに、休日にはb-mobileを自由に使えるよう、上司に提案してみようかしら(笑)
 

追記 2011-04-26

 WiMAXの1dayプランは、速度はもちろんのこと、価格的にも(1日600円のみ)魅力的だが、いかんせんエリアが狭い。都市部への出張や旅行ならば、十分検討する価値はあるが、地方はきつい。ドコモの3G系で同様のサービスをやってほしい。
 

追記 2011-06-12

 速度はさらに遅い(100kbps)が月980円のプランが出た!
 
イオン限定サービス | b-mobileSIM
http://www.bmobile.ne.jp/aeon/
 
 初期費用が3,150円必要なので、何ヵ月か契約を継続しないと割高になってしまうが非常に面白い。ダイヤルアップ接続の時代は56kbpsだったよな…と遠い目をしてしまう。