recovery_kitとの付き合い方

 
 2chのis01rootスレで話題になっているし、結構重要なことなので書いておきます。
 
 recovery_kitなしでcm4is01デユアルブートを導入できるので、特段の事情がない限りは、recovery_kitを入れる必要はないものと考えます。
 
 デユアルブートの利点の一つは、2.2(recovery領域)を起動時に不具合があっても、バッテリーを抜き差しすれば何事もなく1.6(boot領域)で起動できることです。この安心感はなにものにも変えられません。
 
 そもそもrecovery_kitは、boot領域をいじることが前提のツールです。recovery_kitを使えば、boot領域に好みのカスタムROMを、比較的安全に焼くことができます。ただし、リスクはあります。特に、自分が何をやっているのかを理解せずに、他者のサイトをコピペするだけの人は使わない方が無難です。
 recovery領域に変なものを焼いても、オールリセットさえしなければ(たぶん)文鎮化しません。cm4is01デユアルブートは、このパターンです。
 ところがboot領域に変なものを焼くと、起動さえできなくなる可能性があります。リカバリー画面に辿りつけないのです。スキルの高い人でも、コマンドを少し間違えただけで起りえます。
 
 異なるOSのデユアルブート方法が確立する前は、is01を2.2化するにあたっては、boot領域をいじる必要がありました。それゆえ、recovery_kitは必須ツールでした。
 ところが、cm4is01のデユアルブートが比較的容易にできる現状においては、そのリスクを考えると、linux初心者が手を出すメリットは少ないものと思われます。
 
 現時点においてrecovery_kitとは、自分でパッチをあてたり、ビルドできるようなスキルを持っている人が、cm4is01のデユアルブートに物足りなさを感じた際、boot領域をいじるために使うツールだと思います。
 ちなみに、私は、スキルが圧倒的に欠けているし、チキンなので、recovery_kitを入れていませんし、入れようとしたこともありません。